マンションの不動産担保融資
不動産担保融資において会社が資金回収をするのは、マンションの契約が締結されて手付金を受け取るときと、建築後のマンションを契約者に引き渡した時に決済をする時です。
つまり、不動産担保融資というのは物件が売れるということを前提にマンション建築を行なったり、地主や施工会社に支払いをしたりしているのです。
土地を買い、マンションを建てたのですから、これらにかかった支払い費用は、絶対に支払われなければなりません。
しかしそれを補ってくれるであろう、マンションの販売に関しては、売れるかどうかは実は売ってみなければわからないという状態にあるのです。
例えば大手の非常に安定した不動産会社で、体力のあるところがマンションを建築、販売するということシュミレーションしてみたとします。
まず、用地買収の時点でお金を支払いますが、これは体力がある不動産会社ですから事前に銀行からの不動産担保融資や自己資金で購入することが出来るのです。
またマンションが完成して、施工業者から引き渡されるときも、今ある会社の資金の中から支払うことが出来ます。
そしてマンションの入居希望者と売買契約を結んで、手付金やマンションの購入額を回収した時には、それらの金額はすべて利益とすることが出来るようになります。
不動産担保融資で乗り切る
マンションなどの不動産が売れることを前提に不動産担保融資をするのが一般的ですが、そうでない不動産会社は、よほどの大きさの不動産会社でなければ難しいですし、現実的にはないといってよいでしょう。
すべての不動産会社が、マンションが売れることを見越してマンションを建築しているという、まさに綱渡り状態にいるわけです。
さらにマンション分譲業者には社員も雇用しています。
彼らが仕事をして売り上げを上げてくるためには、売るためのマンションが必要です。
ですから、マンションの建築や分譲を次々に行なう必要が出てきて、そのたびに事業資金が必要となります。
こうした悪循環の中で、不安定な資金回収をするわけですが、必ず払わなくてはならない支出だけが膨らんでいくという状況に陥っていってしまうのです。
マンションの売れ行きが好調で、作れば売れるという前提が果たされている段階では、このような不動産会社の運転の仕方でもやっていくことが出来ました。
しかし現在では、そうはいきません。
そのため、不動産会社の倒産の連鎖が生じてしまっているのです。
個人で不動産担保融資を希望される方も多いですが、このように不動産も土地や物件を担保にして、次の一歩を踏み出すための資金を融資してもらっているのです。